2008年にリチウムイオンキャパシタを蓄電デバイスとして使用したLEDソーラー照明灯『スモールキャパ』を商品化しましたが、今度は蓄電デバイスにLTO型リチウムイオン電池(負極にチタン酸リチウムを採用した新型リチウムイオン電池)を採用、大幅に明るくなり『ミドルキャパプラス』として再デビューします。
天候に応じて明るさを調光するシステムです。これまでバッテリーを沢山使う方法でしか対策できなかった連続悪天候日の場合でもウェザーシンクロシステムならスマートなボディーでも点灯し続けます。
ウェザーシンクロシステムでは、天気が悪い日はLED照明は暗めの点灯となります。その代わり必要以上にソーラーや電池を大きくすることなく、電池容量が無くなりLEDがまったく点灯しない日/時間帯を限りなくゼロにできるシステムです。照度計で測定すれば30%下がる照度(ルクス)でも、人間の目でみればほとんど差がない程度にしか感じません。1/2以下になってはじめて少し気づく人がいる程度です。人(動物)は、照度計と違い、暗くなると瞳孔を大きくしより多く光を取り入れようとするからです。ウェザーシンクロシステムとはこのような人間工学に基づいた新しいソーラー照明灯です。
6000回(約16年)の充放電で容量低下は10%以下です。
LED、ソーラーパネルも含めた商品全体として長期のメンテナンスフリーを実現しました。
従来のLi-ion電池には、負極材料としてカーボン系の黒鉛などが使われていましたが、
SCiBは熱的に安定したチタン酸リチウム(LTO)が使われています。
結果、1安全性、2長寿命、低温性能などのこれまでLi-ion電池では実現不可能であった性能を可能にしており、この長所をソーラー照明灯の設計に最大限に取り入れ開発されたのが今回のソーラー照明灯『キャパシリーズ』です。
電池を物理的に押しつぶし電池内部で強制短絡、つまりショートさせる実験ですが、SCiBではたとえ内部短絡が発生しても温度上昇は穏やかであり熱暴走を起こさない本質的に安全性の高い電池となってます。
長寿命であるLED光源の導入で、ソーラー照明灯の主要構成部品である、ソーラーパネル、電池、充放電回路、光源(LED)のなかで、唯一電池だけが3年程度の短期的な交換が必要な部品となっていました。 しかし、SCiBを採用することで10年以上の交換不要の商品とすることが可能になりました。
6,000回÷365日=16.4年。
16年経っても容量の低下は10%以下です!!
★キャパシリーズの動作温度範囲は-20℃~45℃までと広範囲
電池セル単体では-30℃の低温でも充放電が可能ですが、可放電保護の為-20℃でシャットダウン保護がかかります。
ソーラー照明灯『キャパシリーズ』としての動作温度は範囲は-20℃~45℃となり、日本全国北海道~沖縄までどこでも使用可能となってます。
基本仕様 | |
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品番 | APC-360 |
品名 | アプローチキャパ360 |
基本動作 |
日没後LED点灯。日の出とともに消灯。 日中はソーラーパネルで発電、リチウムイオン電池にて蓄電の繰り返し。 |
発電 | 10Wpソーラーパネル |
蓄電 | リチウムイオン電池 48Wh |
寿命16年以上(16年後の推定容量低下は10%以下) | |
照明 | パワーLED×6灯を点灯モードから選択して点灯 |
動作温度範囲 | -20℃ ~ 45℃ |
無日照対応日数 | 365日ほぼ毎日点灯(積雪地帯で発電が著しく劣る場合などを除く |
本体寸法 | |
本体サイズ | 地上高さ1.05m |
本体表面処理 | 標準色 ダークグレー/ダークブラウン/シルバー・指定色塗装可 |
LED | パワーLED×6灯 |
蓄電池 | 東芝製 リチウムイオン電池SCiB |
充放電制御 | 専用回路・ウェザーシンクロシステム内蔵 |
防水性能 | JIS C 0920に規定する保護等級3 (防雨形)とする |
材質 | 本体:SUS カバー:アクリル |
太陽電池 | |
規格 | 10Wpシリコン単結晶 |
可動範囲 | 水平360度 |
定格値 |
最大出力動作電圧:16.8V 最大出力動作電流:0.48A 最大出力電力:10Wp |